LPは作って終わりではない!LPO(ランディングページ最適化)の基礎知識

「ランディングページ(LP)を制作し、広告も配信し始めた。これで問い合わせが来るはずだ」

多くの先生が、LPの公開を「ゴール」だと考えています。しかし、Webマーケティングのプロから言わせれば、公開はあくまで「スタートライン」に立ったに過ぎません。

厳しい現実をお伝えすると、最初から100点満点のLPを作ることは、どんなに優秀なマーケターでも不可能です。公開直後のLPは、言わば「仮説の塊」です。「このキャッチコピーが刺さるはずだ」「この構成なら読み進めてくれるはずだ」という予測で作られており、それが正しいかどうかは、実際にユーザーの反応(データ)を見てみなければ分かりません。

公開後に放置されたLPは、徐々に市場とのズレが生じ、広告費を垂れ流すだけの「金食い虫」になってしまいます。一方で、成果を出し続けている事務所は、公開後に徹底的な「LPO(ランディングページ最適化)」を行っています。

本記事では、「作って終わり」の状態から脱却し、テストと改善を繰り返すことでLPを「最強の集客資産」へと育て上げるための基礎知識と、具体的な運用手法について解説します。

公開後の「テスト」と「改善」が問い合わせ数を倍にする

Web集客において、売上(成果)は以下の公式で成り立っています。

アクセス数 × 成約率(CVR) = 問い合わせ数

多くの人が「アクセス数(広告)」を増やすことに躍起になりますが、実は「成約率(CVR)」を改善する方が、コストパフォーマンスは圧倒的に高くなります。

例えば、月間1,000アクセスでCVRが1%なら、問い合わせは10件です。
ここで、LPを改善してCVRを2%にできれば、アクセス数はそのままで問い合わせは20件に倍増します。広告費を一切増やさずに、成果だけを2倍にできる。これがLPO(Landing Page Optimization)の威力です。

では、具体的にどのように改善していくのか。勘や経験に頼るのではなく、データに基づいた科学的なアプローチが必要です。

ヒートマップツールでユーザーの「熟読エリア」を知る

「ユーザーがLPのどこを読み、どこで飽きて離脱したのか」。これを可視化するツールが「ヒートマップ」です。

サーモグラフィーのように、よく読まれている部分は「赤く」、読み飛ばされている部分は「青く」表示されます。これを使うと、驚くべき事実が見えてきます。

【事例1:ファーストビューでの大量離脱】
ページを開いてすぐのエリア(ファーストビュー)が真っ青になっている場合、キャッチコピーやメイン画像がターゲットに刺さっていない証拠です。「このページは自分には関係ない」と判断され、中身を読まれる前に閉じられています。
→ 対策:キャッチコピーを「機能訴求」から「ベネフィット訴求」に変える。

【事例2:代表挨拶が読まれていない】
先生が熱心に書いた「理念」や「挨拶」のエリアが青くなっている(スルーされている)ことはよくあります。ユーザーは「先生の想い」よりも「自分のメリット(料金や解決実績)」を先に知りたいのです。
→ 対策:代表挨拶の順序を下げ、実績や「お客様の声」を上に移動させる。

【事例3:料金表で止まっている】
料金表のエリアが真っ赤になっている場合、ユーザーは価格を非常に気にしています。しかし、その直後に離脱しているなら、「高い」と感じたか、「価格の妥当性が分からない」と感じています。
→ 対策:料金表の近くに「この料金に含まれるサポート内容」を詳しく追記したり、「着手金無料」を目立たせたりする。

このように、ヒートマップはユーザーの「無言の意思表示」を映し出す鏡です。ここから仮説を立て、具体的な修正を加えることで、LPの精読率を高めていきます。

ABテストで「キャッチコピー」や「ボタンの色」を最適化する

ヒートマップで問題箇所を特定したら、次は解決策を実行します。しかし、どの修正案が正解かはやってみなければ分かりません。そこで行うのが「ABテスト」です。

ABテストとは、元のページ(Aパターン)と、修正を加えたページ(Bパターン)をランダムに表示させ、どちらがより高い反応(CVR)を得られるかを競わせる手法です。

社労士LPにおいて、特に効果が出やすいテスト項目は以下の通りです。

  • キャッチコピーの訴求軸:
    A案:「助成金の申請代行承ります」
    B案:「返済不要!御社がもらえる助成金を無料診断」
    → 多くのケースで、メリットを具体的に示したB案が勝ちますが、ターゲットによっては「申請代行」というシンプルな言葉の方が響く場合もあります。
  • CTAボタン(問い合わせボタン)の文言:
    A案:「お問い合わせはこちら」
    B案:「まずは無料相談を予約する(60秒で完了)」
    → 「問い合わせ」という言葉はハードルが高いため、B案のように行動を具体化し、手軽さをアピールすることでクリック率が上がります。
  • メイン画像(ヒーローイメージ):
    A案:「オフィスの外観写真」
    B案:「先生が笑顔で相談に乗っている写真」
    → 人の気配を感じさせるB案の方が、安心感を与えやすい傾向にあります。

「たかがボタンの色、たかが画像の差」と思うかもしれません。しかし、Webの世界では、この微差の積み重ねが、最終的な売上に数百万、数千万単位の差をもたらします。 「なんとなく」で決めるのではなく、ユーザーの行動データという「事実」に基づいてクリエイティブを選択し続けること。これがLPOの本質です。

Webマーケティングを「資産」に変える運用体制

LPは、不動産や金融商品と同じく「資産」です。ただし、放置していても価値が上がるものではなく、手をかければかけるほど収益性が高まる「農地」のような資産です。

LPOを継続的に行うことで、LPは「どんなユーザーが来ても、高確率で問い合わせさせることができる最強の営業マン」へと育っていきます。

広告運用データとLP改善をセットで考える重要性

LPの改善は、単体で行うものではありません。流入元である「広告」とセットで考える必要があります。

例えば、リスティング広告で「障害年金 うつ病」というキーワードで集客しているとします。この場合、LPのファーストビューに「うつ病専門」という文言が入っているかどうかで、直帰率は大きく変わります。

もし、広告側で「新しいキーワード(例:パニック障害)」を追加したのであれば、LP側にも「パニック障害の方へ」というコンテンツを追加しなければなりません。

「広告で誰を連れてくるか」×「LPでどう迎えるか」

この整合性(関連性)を高める作業こそが、運用の肝です。広告運用担当者とLP制作担当者が連携していないと、「広告で変な客ばかり来る」「LPの反応が悪い」と責任を押し付け合うことになります。

理想は、広告アカウントのデータ(検索クエリなど)を見ながら、LPの文言を微調整し、逆にLPでの反応(ヒートマップ)を見ながら、広告のターゲットを調整する。この高速なPDCAサイクルを回せる体制が必要です。

プロに運用を任せて、先生は本業に専念するスタイル

ここまでLPOの重要性と手法を解説してきましたが、正直なところ、これらを先生ご自身が行うのは現実的ではありません。

ヒートマップツールを導入し、データを読み解き、仮説を立て、ABテストのための画像を作り、HTMLを書き換え、結果を検証する……。これらは専門的なスキルと膨大な時間を要する「プロの仕事」です。

先生が本来使うべき時間は、LPOなどのマーケティング実務ではなく、問い合わせてきた見込み客への「対応(クロージング)」や、既存顧問先への「サービス提供」のはずです。

だからこそ、Web集客の運用は、信頼できるパートナーにアウトソース(外注)するのが正解です。

株式会社HRSは、単なる「LP制作会社」ではありません。LP制作後の「広告運用」と「LPO(改善)」までを一貫してサポートする、社労士事務所のWebマーケティングパートナーです。

私たちは、社労士業界に特化しているからこそ、以下のような運用が可能です。

  • 「この時期は法改正があるので、LPのこの文言をこう変えましょう」という先回りの提案。
  • 「同業他社でこの訴求が当たっているので、ABテストしてみましょう」という成功事例の横展開。
  • 広告とLPを一元管理することによる、スピーディーな改善サイクル。

「LPを作ったけど放置している」「広告を出しているけど効果が落ちてきた」。もしそのような状況であれば、LPが「腐りかけている」サインかもしれません。

手遅れになる前に、プロの手によるメンテナンス(LPO)を取り入れ、LPを再び「稼げる資産」へと蘇らせませんか?

LPは「育てて」初めて成果が出ます

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HRSなら、制作だけでなく、公開後のヒートマップ分析やABテストによる改善まで丸ごとサポート。

データに基づいた科学的な運用で、先生の事務所の問い合わせ数を最大化させます。

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