人事コンサルツール選定で失敗しない「3つの基準」

自作Excelは危険?人事コンサルツール選定で失敗しない「3つの基準」

【この記事でわかること】
・なぜ「Excelでの自作」や「大手向けSaaS」が社労士のコンサル業務に適さないのか
・失敗しないシステム選定のための、絶対に外せない「3つの基準」
・導入するだけで「コンサル未経験者」でも提案が可能になるツールの条件

「これから人事評価制度のコンサルティングを始めたいが、どのツールを使えばいいかわからない」
「とりあえずExcelで自作してみたが、管理が煩雑になり限界を感じている」
「有名なクラウド人事ソフトを契約してみたが、機能が多すぎて顧問先が使いこなせなかった」

3号業務(コンサルティング)への進出を決めた社労士の先生が、最初にぶつかる壁が「ツール(武器)の選定」です。
世の中には「人事評価システム」が無数に存在しますが、その多くは「社内人事部向け」であり、「社労士がコンサルティングを行うため」には作られていません。

ツール選びを間違えると、作業効率が落ちるだけでなく、計算ミスによる信頼失墜や、顧問先での運用破綻を招く恐れがあります。
本記事では、数多くの失敗事例から導き出された、社労士事務所が選ぶべき「失敗しないツールの3つの基準」を解説します。

1. 「とりあえずExcelで」が最も危険な理由

「コストをかけたくない」「自由度が高いから」という理由で、Excelを使って独自の評価シートや賃金シミュレーションを作成される先生は少なくありません。しかし、コンサルティングを「事業」として拡大しようとした際、Excel運用は最大のボトルネックになります。

リスク①:属人化の温床になる

複雑な関数やマクロが組まれたExcelは、作成者本人しかメンテナンスできません。「所長しか触れないファイル」が増えれば増えるほど、職員への権限委譲が進まず、事務所の成長は止まります。
また、法改正で税率や料率が変わった際、全ての顧問先のファイルを一つひとつ手作業で修正するのは現実的ではありません。

リスク②:計算ミスの恐怖

人事評価制度は、最終的に「給与(賃金)」に直結します。
もし、Excelの計算式が1箇所ズレていて、誤った昇給額を顧問先に提案してしまったらどうなるでしょうか? 社労士としての信頼は一瞬で崩壊します。ヒューマンエラーのリスクを排除するためにも、検証されたシステムを使うべきです。

2. 大手向け「多機能クラウドSaaS」の落とし穴

では、有名なクラウド型の人事評価システム(SaaS)を導入すれば良いのでしょうか?
ここにも落とし穴があります。市場に出回っている多くのシステムは、「人事部があるような中堅・大企業」を想定して作られています。

【大手向けSaaSが中小企業に合わない理由】

  • 機能過多:360度評価や複雑な目標管理(MBO)など、社員30名の会社には不要な機能が多すぎる。
  • 設定が難解:初期設定だけで数ヶ月かかり、ITに詳しくない社長や従業員が使いこなせない。
  • コンサル機能がない:「器(システム)」はあっても、「どう評価制度を作るか(中身)」のノウハウは入っていない。

結果として、「導入したが誰も使っていない」「毎月のシステム利用料だけが無駄になっている」という失敗事例が後を絶ちません。

3. 失敗しないツール選定「3つの基準」

社労士がコンサルティング業務で成功するためには、以下の3つの基準を満たすツールを選ぶ必要があります。

基準1:ターゲット規模(中小企業)に特化しているか

社労士のメイン顧客である「社員数10名〜50名」の企業に必要なのは、高機能なシステムではなく、「シンプルで運用しやすい仕組み」です。
スマホで簡単に入力できるか、評価項目はわかりやすいかなど、現場の従業員がストレスなく使えるUI(操作性)であることが必須条件です。

基準2:コンサルタント(社労士)の工数を削減できるか

ここが最も重要です。単にデータ管理するだけでなく、「提案書作成」「賃金シミュレーション」「規定作成」といったコンサル実務を自動化できるかを確認してください。
ツールを使うことで準備時間が短縮されれば、その分、顧問先との対話に時間を割くことができ、顧客満足度と収益性が向上します。

基準3:「ノウハウ」と「サポート」がセットになっているか

ソフトだけ渡されても、使いこなせなければ意味がありません。
「このシステムを使って、どうやって顧問先に提案するのか?」「評価項目に迷った時のひな形はあるか?」といった、コンサルティング手法そのものを提供してくれるベンダーを選ぶことが、立ち上げ成功の鍵となります。

4. 社労士のために開発された「JINJIPACK」の強み

私たちJPパートナーズが提供する「JINJIPACK(人事パック)」は、上記の3つの基準を全て満たすために開発された、社労士専用のクラウドシステムです。

中小企業に最適化

大企業向けの理論を排除。シンプルでわかりやすい等級制度・評価制度が標準搭載されており、導入企業の9割以上が社員50名以下の中小企業です。

Web完結の高速構築

質問に答えていくだけで、制度設計から賃金テーブルまで自動生成。「最短2ヶ月」での導入が可能になり、コンサル工数を劇的に削減します。

実践ツールと研修の提供

システムだけでなく、顧問先への「提案書(PowerPoint)」、契約書ひな形、評価シートサンプルを全て提供。さらにパートナー様向けの研修会で、最新の提案ノウハウを共有しています。

実際の管理画面やアウトプットを見てみませんか?

「JINJIPACK」が他のツールとどう違うのか、
実際の画面デモや、生成される提案書のサンプル資料を無料でご確認いただけます。

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5. よくある質問(FAQ)

ツール選定に関して、多くの社労士の先生からいただく質問をまとめました。

Q. ITツールが苦手な職員でも扱えますか?

はい、問題ありません。JINJIPACKは「社労士が使うこと」を前提に設計されており、複雑な設定画面を極力排除しています。ウィザード形式(質問回答形式)で進められるため、Excelが使えるレベルのPCスキルがあれば、入所したての職員様でも操作可能です。

Q. 他社システムからの乗り換えは可能ですか?

可能です。現在お使いのシステムやExcelデータの内容をヒアリングし、スムーズな移行方法をご提案します。特に「機能が多すぎて使いこなせていない」という理由でJINJIPACKへ移行されるケースが増えています。

Q. セキュリティ対策は万全ですか?

もちろんです。人事・給与データという極めて機密性の高い情報を扱うため、通信の暗号化(SSL)やサーバーの監視体制など、金融機関レベルのセキュリティ対策を講じています。安心して顧問先のデータをお預けいただけます。

適切なツールを選ぶことは、コンサル事業の成功率を劇的に高めます。
「自作の限界」や「ミスマッチなシステム」に悩む時間を、顧問先への価値提供の時間に変えませんか? ぜひ一度、JINJIPACKの詳細をご覧ください。

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