RPAはRobotic Process Automation(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の略でウィキペディアでは下記のように説明されています。
ロボティック・プロセス・オートメーション(英: robotic process automation、RPA)とは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みである。人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者とも言われている。
ロボティック・プロセス・オートメーション – ウィキペディア から引用
要するにRPAとは、ロボット(と言ってもソフトウェアのこと)がパソコンを活用したデスクワークや事務作業などの定例作業をルールに従って自動的に作業を行ってくれることです。
ちなみに総務省のサイトでは「RPAが適用可能な機能」として以下の業務が挙げられています。
・キーボードやマウスなど、パソコン画面操作の自動化
・ディスプレイ画面の文字、図形、色の判別
・別システムのアプリケーション間のデータの受け渡し
・社内システムと業務アプリケーションのデータ連携
・業種、職種などに合わせた柔軟なカスタマイズ
・条件分岐設定やAIなどによる適切なエラー処理と自動応答
・IDやパスワードなどの自動入力
・アプリケーションの起動や終了
・スケジュールの設定と自動実行
・蓄積されたデータの整理や分析
・プログラミングによらない業務手順の設定
RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)- 総務省 から引用
RPAの概念とAIとの違い
ちなみに「AI(人口知能)と何が違うの?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、結論から言うと「RPAの中にAIが含まれる」という概念になるようです。
RPAはあくまでも概念なので明確な定義はないのですが、広義でのRPAは自動化のレベルによって三段階に区分されます。
巷で話しに出るRPAはClass1のことを指していることが多く、AI(人工知能)はClass2とClass3のことを指していると言えます。
<広義RPAの三段階>
Class1 RPA(Robotic Process Automation):定型業務自動化
Class2 EPA(Enhanced Process Automation):一部非定型業務自動化
Class3 CA(Cognitive Automation):高度な自動化
RPAの今後
働き方改革の推進のためにバックオフィス業務の効率化に取り組む企業が増えており、その方策としてRPA(Class1)を人事部門に導入する事例が増えています。
例えば「人事 RPA」で検索してみると今現在でもすでに、導入事例や成功事例、活用例や活用方法など、いろいろな情報が表示されます。
総務省によるとRPAの市場規模は2017年度の31億円から2021年度には100億円規模に拡大すると予測されており、また今後さまざまなRPAを活用したサービスがリリースされると思われます。
おそらくRPAは人事関係者にとって近い将来とても身近な存在になる可能性が高いので、今後はアンテナを広げてRPAに関する情報収集を行っても良いかもしれません。
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