
「毎月10万円、20万円とWeb広告費を使っているのに、問い合わせが月に数件しかない」
「以前に比べて、1クリックあたりの単価(CPC)が高くなり、予算があっという間に消化されてしまう」
多くの社労士事務所が、即効性のある集客手段としてGoogleやYahoo!のリスティング広告(検索連動型広告)を利用しています。しかし、その内情を聞いてみると、上記のように「費用対効果(CPA)の悪化」に頭を抱えている先生が少なくありません。
広告代理店に相談しても、「競合が増えているので、入札単価を上げましょう」「予算を増やしましょう」と言われるばかり。これでは、資金力のある大手事務所との消耗戦になり、ジリ貧になるのは目に見えています。
実は、広告の成果が出ない原因の多くは、広告の設定そのものではなく、リンク先のページ(ランディングページ=LP)にあります。
LPの品質が低いと、Googleからの評価(品質スコア)が下がり、ペナルティのようにクリック単価が高く設定されてしまう仕組みがあることをご存知でしょうか。
本記事では、広告費をドブに捨てないために社労士が必ず知っておくべき「品質スコア」の概念と、広告パフォーマンスを劇的に改善するための「正しいLPの作り方」について、専門的な視点で解説します。
クリックされるのに電話が鳴らない…その原因は「受け皿」にある
リスティング広告において、ユーザーが広告をクリックするということは、その時点で「興味がある」「悩みを解決したい」という意欲を持っている証拠です。それにもかかわらず、問い合わせ(コンバージョン)に至らないということは、クリックした先のページ(受け皿)で、ユーザーの期待を裏切ってしまっている可能性が高いと言えます。
広告文とLPの内容がズレていると起きる「ミスマッチ」
最も典型的な失敗例は、広告文とLPの内容における「ミスマッチ(不一致)」です。
例えば、先生が「返済不要!キャリアアップ助成金の申請代行」という広告を出したとします。ユーザーは「助成金について詳しく知りたい」と思ってクリックします。
ところが、飛び先のページが事務所の「トップページ」だったらどうでしょうか。
そこには、美しいオフィスの写真、代表の挨拶、就業規則や給与計算を含む多岐にわたる業務案内が並んでいます。肝心の「キャリアアップ助成金」の情報は、メニューから数回クリックして探さなければ見つかりません。
この瞬間、ユーザーはこう感じます。
「なんだ、探している情報がないじゃないか」
Webユーザーは極めて短気です。自分が求めている答え(この場合は助成金の詳細と申請方法)がファーストビュー(ページを開いて最初に見える範囲)になければ、すぐに「戻る」ボタンを押して離脱します。これがいわゆる「直帰」です。
広告費を払ってユーザーを呼んでも、受け皿であるページがユーザーの検索意図(インサイト)に合致していなければ、ザルで水をすくうようなものです。広告文で「助成金」と謳うなら、リンク先は「助成金専用のLP」でなければなりません。「障害年金」なら「障害年金LP」、「就業規則」なら「就業規則LP」を用意する。この「1キーワード・1LP」の原則を守るだけで、反応率は劇的に変わります。
Google広告の「品質スコア」を上げてクリック単価(CPC)を下げる方法
LPの内容を広告に合わせるメリットは、ユーザーの離脱を防ぐだけではありません。広告費そのものを安くする効果があります。ここで重要になるのが、Google広告の「品質スコア」という指標です。
Googleは、広告の掲載順位を決める際に、単に入札金額(いくら払えるか)だけで決めているわけではありません。「ユーザーにとって有益な広告かどうか」を厳しく評価しています。その評価基準が「品質スコア(1〜10の10段階評価)」です。
品質スコアは、主に以下の3要素で決まります。
- 推定クリック率:その広告がどれくらいクリックされそうか。
- 広告の関連性:検索キーワードと広告文がマッチしているか。
- ランディングページ(LP)の利便性:リンク先の内容がユーザーの役に立つか、見やすいか。
特に3つ目の「LPの利便性」が重要です。Googleは、LPの中に検索キーワードが含まれているか、ページの読み込み速度は速いか、スマホ対応しているか、といった点を機械的に分析しています。
もし、先生のLPが「トップページを流用したもの」だったり、「内容が薄いページ」だったりすると、品質スコアは低くなります(例えば3/10など)。
【品質スコアが低いとどうなるか?】
Googleのオークションシステムでは、「掲載順位 = 入札単価 × 品質スコア」という計算式が基本となります(実際はもう少し複雑ですが、概念として)。
同じ掲載順位を狙う場合でも、品質スコアが高いA社(スコア10)と、低いB社(スコア5)では、必要な入札単価が変わります。
- A社(スコア10):入札単価100円で勝てる
- B社(スコア5):入札単価200円出さないと勝てない
つまり、LPの品質が低いままだと、競合の倍の広告費を払わなければ同じ位置に表示されないという「ペナルティ」を受け続けることになるのです。
逆に言えば、LPの内容を充実させ、ユーザーにとって有益なページ(専門特化型LP)に作り変えることで、品質スコアが上がり、結果としてクリック単価(CPC)を下げることができます。同じ予算でより多くのアクセスを集められるようになり、CPA(獲得単価)が劇的に改善します。
広告運用において、LPの改善(LPO)は、単なるデザインの問題ではなく、経営的なコスト削減施策そのものなのです。
スマホユーザーを逃さない「モバイルファースト」なLPデザイン
LPの品質を語る上で、もう一つ避けて通れないのが「スマートフォン対応」です。
BtoBビジネスである社労士業務でも、今やアクセスの6〜7割はスマホからと言われています。多忙な経営者は、移動中のタクシーの中や、現場の休憩時間、あるいは夜自宅のソファで、スマホを使って検索しています。
しかし、多くの社労士事務所のサイトはいまだに「PCで見られること」を前提に作られています。これが大きな機会損失を生んでいます。
PCのデザインをそのまま縮小してはいけない理由
「ウチのサイトはレスポンシブ対応(画面サイズに合わせて縮小表示)だから大丈夫」と思っていませんか?実は、単にPCサイトをスマホ幅に縮めただけのデザインは、ユーザーにとって非常に使いづらい場合があります。
【よくある「なんちゃってスマホ対応」の失敗例】
- 文字が小さすぎる:PC用の文字サイズをそのまま縮小したため、老眼の年代が多い経営者層には読みづらく、拡大操作(ピンチアウト)が必要になる。
- 情報量が多すぎる:PCの大画面なら一覧性が高くても、スマホの縦長画面では延々とスクロールしなければならず、途中で飽きられる。
- リンクが押しにくい:テキストリンクが密集しており、指でタップしようとすると誤って隣のリンクを押してしまう(誤クリック)。
特に注意が必要なのが、PDFファイルの掲載です。「助成金の詳細はこちら(PDF)」として、役所のパンフレットをそのまま貼っているケースを見かけますが、これは最悪です。スマホでPDFを開くと、文字は豆粒のようになり、読む気を完全に失わせます。
スマホ時代のLPは、「モバイルファースト」でなければなりません。最初からスマホで見られることを前提に、文字サイズを大きくし、余白をたっぷりと取り、指一本でストレスなく操作できるUI(ユーザーインターフェース)を設計する必要があります。
「PCで見たときは綺麗だったのに、スマホで見たら崩れていた」ということがないよう、ご自身のスマホで必ず実機確認を行ってください。Googleも「モバイルフレンドリー」かどうかを品質スコアの評価基準に入れています。
問い合わせボタン(CTA)の配置ひとつで反応率は変わる
スマホユーザーからの問い合わせを増やすために、最も重要なパーツが「CTA(Call To Action)」ボタンです。「無料相談はこちら」「電話をかける」といったボタンのことです。
PCサイトでは、ページの上部(ヘッダー)と下部(フッター)に電話番号があれば十分でした。しかし、縦に長いスマホサイトでは、スクロールしている最中に「相談したい」と思った瞬間、ボタンが画面内にないと、ユーザーはわざわざ一番下までスクロールするか、上に戻らなければなりません。この数秒の手間が、離脱の引き金になります。
効果的なのは、画面の下部に常に問い合わせボタンを固定表示させる「追従型CTA(フッター固定ボタン)」の実装です。
どんなに長いLPを読んでいても、常に親指の届く位置に「電話相談」「LINE問い合わせ」のボタンがある状態を作ります。これにより、ユーザーの心理が高まった瞬間の「衝動」を逃さずキャッチできます。
また、ボタンのデザインも重要です。 「送信」という無機質な言葉ではなく、「無料で受給診断を受ける」「60秒で完了」といった、ハードルの低さをアピールする文言(マイクロコピー)を添えるだけで、クリック率は大きく変わります。ボタンの色も、サイトのテーマカラーに埋没しないよう、補色(反対色)を使って目立たせるのが鉄則です。
こうした細かなテクニックの積み重ねが、最終的な問い合わせ数(コンバージョン数)に大きな差を生みます。
広告効果を最大化するLP制作はプロにお任せください
ここまで解説してきた通り、Web広告で成果を出すためには、広告設定だけでなく、受け皿となるLPの品質が極めて重要です。
- ユーザーの検索意図(インサイト)に合致した専門特化型の内容
- Googleの品質スコアを高めるための構成とスピード
- スマホユーザーがストレスなく操作できるデザインとUI
これらすべてを満たすLPを、通常業務の合間に自作するのは、現実的ではありません。また、一般的なWeb制作会社に依頼しても、社労士業界特有の事情(業務知識や広告規制)を知らなければ、効果的な原稿を作ることは難しいでしょう。
「広告費をかけているのに成果が出ない」とお悩みの先生へ。
その予算の一部を、LPの改善(制作)に回してみませんか?
株式会社HRSは、社労士事務所のWeb集客に特化したプロフェッショナル集団です。業界知識を熟知したライターと、成果にコミットするデザイナーがチームを組み、先生の事務所の強みを最大限に引き出す「売れるLP」を制作します。
「品質スコア」を意識したLPを導入することで、クリック単価を適正化し、無駄な広告費を削減しながら、問い合わせ数を倍増させた事例も多数ございます。
LPを変えれば、広告費は「投資」に変わる
「今のホームページに広告を出し続けていて良いのだろうか?」
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もし少しでも懸念があるなら、まずはHRSにご相談ください。
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