社会保険労務士事務所におけるWeb集客とは?

Web集客とは

Web集客(ネット集客・Webマーケティング)とはWebサイトなどを活用した集客方法のことで、その中でも特にWebサイトを活用した集客方法のことを表すことが多いです。

Webサイトで集客するには二つの要素を考える必要があります。
一つはWebサイトのアクセス数。もう一つはWebサイトのコンバージョン率です。

要するにWeb集客をわかりやすく表現すると
①アクセス数を増やす
②コンバージョン率を上げる

この二つを行っていくことになります。

アクセス数とは

アクセス数はWebサイトを訪問した人の数のことです。アクセス数にはユーザー数・ページビュー数・セッション数などがありますが、一般的にはユーザー数のことを指すことが多いです。
ユーザー数を調べるにはGoogleAnalyticsなどのアクセス解析ツールを使用します。

コンバージョン率とは

コンバージョンとはWebサイトでの成果(購入・問い合わせ・資料請求など)のことです。コンバージョン率とはWebサイトを訪問した人のうち購入・問い合わせ・資料請求などを行った人の割合のことです。
計算式は「コンバージョン率=コンバージョン数÷訪問者数」です。

社会保険労務士事務所におけるWeb集客

社会保険労務士事務所を始め、多くの士業事務所では「紹介」で集客することが多く、例えばよくあるパターンとしては「税理士と社会保険労務士と行政書士が提携してそれぞれの顧問先を紹介し合う」というようなものがあり、ベテランの社会保険労務士さんの中には「Web集客は必要ないよ」「Webサイトなんて飾りだよ」という考えの人がいまだにおられます。

しかしながら、これからの時代はそれでは安定した事務所運営は行えません

インターネットやスマホの普及により、経営者はさまざまなメディアから情報を収集することができるようになりました。これまでは情報収集する手段が限られていましたので「顧問税理士から紹介してもらった社労士事務所だから」と安易に選んでいたものが、今は経営者自身がWebを活用して情報収集して比較検討しますので「紹介してもらった社労士事務所はWebサイトがないからやめておこう」なんてこともあり得ます。

要するにこれからの時代はWebサイトやWeb集客に真剣に取り組んでおく必要があるということです。

社会保険労務士事務所のWebサイトの種類

社会保険労務士のWebサイトには
①事務所案内サイト
②サービス特化型サイト
③オウンドメディア(ブログ)

大きく分けて三種類あります。

事務所案内型サイト(コーポレートサイト)とは


事務所案内型サイトには、事務所概要・事業案内・代表メッセージ・採用情報・お知らせなど、事務所に関する情報を掲載するのが一般的です。継続的に更新するというより固定的な情報を掲載するサイトになります。
目的としては、事務所のことを知っていただき「信頼できる事務所」と思っていただくことです。

サービス特化型サイトとは

サービス特化型サイトは、特定の商品サービスに関する情報だけを掲載したサイトです。社会保険労務士事務所の場合だと、障害年金や助成金に特化したサービスサイトをよく見かけます。
目的としては、商品サービスの情報を伝えることで問い合わせや資料請求などで見込客を獲得(リード獲得)することです。

オウンドメディア(ブログ)とは

オウンドメディアは、広義では「自社が所有するメディア」ということでWebサイトだけでなくSNSなども含まれますが、狭義の一般的によく使われる意味合いとしては「ブログ形式の情報発信サイト」というものになります。
目的としては、ターゲットである経営者に向けた役立つ情報を継続的に発信することで、認知度の向上・見込顧客の醸成・ファンづくりを行います。

自分の事務所にはどのサイトが合っているのか必要なのかについては、その事務所の状況やWeb集客への取り組み方法などによって変わるので一概には言えませんが、どの事務所でも最低限「事務所案内サイト」は設置する必要があります。

社会保険労務士事務所のWebサイトで取り組むべきこと

上記の通り、社会保険労務士事務所のWebサイトには ①事務所案内サイト ②サービス特化型サイト ③オウンドメディア(ブログ)の三種類があり、これらのWebサイトで集客を考えるときには ①アクセス数を増やす ②コンバージョン率を上げる という二点に関して取り組む必要があります。

Webサイトのアクセスを増やす方法

Webサイトにアクセスする方法は
①Googleなどの検索エンジンからの流入(SEO)
②SNSなど検索エンジン以外からの流入

の二つになり、それぞれのアクセスを増やすことができれば、結果的にWebサイトのアクセスを増やすことができます。

Googleなどの検索エンジンからの流入(SEO)

日本における検索エンジンのシェアはパソコン・スマホ共にGoogleが90%以上なので、SEOはGoogleのことだけを考えておけばオッケーです。
GoogleのSEOを考えるときには ①Googleが掲げる10の真実 ②E-A-T が大事なポイントになります。

Googleが掲げる10の真実
品質評価ガイドライン(英語PDF資料)

SNSなど検索エンジン以外からの流入

記事やコンテンツを継続的に投稿するオウンドメディア(ブログ)はSEOに適しているので検索エンジンからの流入が見込めますが、サイトに動きがあまりなくコンテンツやページ数が少ない場合が多い事務所案内サイトは検索エンジンからの流入があまり見込めないので、検索エンジン以外からの流入を考える必要があります。

検索エンジン以外からの流入は例えば下記のようなものが考えられます。

  • SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)
  • 動画SNS(YouTube・TikTokなど)
  • 他Webサイトでの紹介やリンク
  • メールマガジンの記載したリンク
  • オンラインDM(問い合わせフォーム・メールDM)
  • ネット広告(リスティング・SNS・動画など)
  • チラシ・パンフレットのQRコード

Webサイトのコンバージョン率を上げる方法

上記の通り、Webサイトにおけるコンバージョン率とはWebサイトを訪問した人のうち購入・問い合わせ・資料請求などを行った人の割合のことで、コンバージョン率を上げる(改善する)方法としては下記のようなものが考えられます。

  • Webサイトの目的とターゲットに合ったユーザーを集める
  • ユーザーに好印象を与えるファーストビューにする
  • Webサイトの構成や導線を改善する
  • スマホから快適に操作、閲覧できるようにする
  • サイトの表示スピードを上げる
  • 入力フォームを使いやすくする(項目数を少なくする、等)

まとめ

・Web集客とはWebサイトなどを活用した集客方法のこと
・Web集客を実現するには ①アクセス数を増やす ②コンバージョン率を上げる を実現する必要がある
・社会保険労務士のWebサイトは ①事務所案内サイト ②サービス特化型サイト ③オウンドメディアの三種類
・Webサイトのアクセスを増やす方法(検索エンジンからの流入と検索エンジン以外からの流入)
・Webサイトのコンバージョン率を上げる方法

JPパートナーズのWebマーケティング

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投稿者プロフィール

Web事業責任者
Web事業責任者
JPパートナーズのWeb事業責任者です。Web業界・Webサイト制作歴・ブログ執筆歴15年以上、SNS運営歴10年、SNSの総フォロワー数3万人(2022年2月現在)という実績と経験を持つWebマーケター兼コンサルタントとして、社会保険労務士事務所様・士業事務所様のWeb集客を支援します。