実践勉強会に参加された方や人事パックに興味を持ってお問い合わせされた方からよく聞く質問が、
「人事パックはクラウドサービスですか?」
というものなのですが、おそらくこの質問をされる方でクラウドとはどういうものなのかを完全に理解されている方はほとんどいないように思えます。
そこで今回は「クラウドとはなんぞや?」ということについてわかりやすく書いてみようと思います。
クラウドのわかりやすい例
下記サービスはクラウドの代表例として挙げられるものです。おそらくほとんどの方が持たれてるクラウドのイメージも下記サービスのようなものではないでしょうか。
・Gmail
・freee
・Google Apps
・GoogleMAP
・GoogleDrive
・Dropbox
・Office365
ポイントとしては
1.インターネットを通じてサービスを利用する
2.パソコンにソフトをインストールする必要がない
3.データをインターネット上に保存できる
4.複数の人間が同一データを共有したり編集したりできる
ということになります。要するに自分のパソコン上ではなくインターネット上にいろいろな機能があったりデータの保管場所があったりするということです。
クラウドの種類
一言でクラウドと言っても実はいくつかの種類があります。
その中でも代表的なものは下記の三種類です。
1.SaaS(Software as a Service)
これまではパソコンにインストールして使用していたようなソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスのことです。おそらく一般の方に一番馴染み深いクラウドはこれだと思います。
2.PaaS(Platform as a Service)
アプリケーションの開発環境や実行環境をインターネット経由で提供するサービスのことです。一般の方ではなくシステム開発者が利用するサービスです。
3.IaaS(Infrastructure as a Service)
サーバーやストレージ、ネットワークなどのインフラをインターネット経由で提供するサービスのことです。最近よく聞くAmazon Elastic Compute Cloud (EC2)が代表例として挙げられます。
人事パックはクラウドサービスですか?
この質問に対する回答としては「人事パックはクラウドではありません」になります。
人事パックは、人事制度を設計構築する際の「ヒアリング」をWEB画面で行うので「インターネットを通じてサービスを利用する」「パソコンにソフトをインストールする必要がない」という部分に当てはまる気もしますが、
・データをインターネット上に保存できる
・複数の人間が同一データを共有したり編集したりできる
という部分に対応しておらず、その意味から人事パックはクラウドサービスではないと言えます。
それでは!といろいろと調べてみたところ、人事パックを表現する的確な用語が見当たらなかったのですが、個人的には「CMSを活用したWEBサービス」という説明が表現としては合っているのではないかなと思っています。